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総合武術達人会での出来事と、天と地の間にいる中での想いをここに記します。(画像は天地流居合術雲払 太刀 銘 宮城典真)

by tokihikaru

震災から6年

東日本大震災から6年が経過しました。

みなさんは今、何を思い、そして何を感じている事でしょうか。時の流れと共に少しずつ遠ざかる震災の記憶、そうした震災の記憶を呼び起こし、またあの時に起こった出来事を振り返ると、とても6年先の現在の自分自身の姿を想像出来る人など誰もいなかったのではないかと思います。

復興活動が順調に進んでいる場所、また未だに復旧が進んでいない場所、この6年で大きな差が出来てしまっているのが現状のようです。先へと進もうとする度にまた新たな問題が降りかかる、一進一退の状況の中でこれからも復興、復旧活動は続いていく事なのでしょう。

人はそれぞれに願いがあります。自分の理想を実現させるために、また困難な状況を乗り越えるために、様々な想いを心に秘め、そして前へと進んで行きます。

しかしその理想が強ければ強い程、現実という大きな問題が降りかかってきます。その理想と現実の狭間で人は悩み、苦しみ、そしてその中でそれぞれがそれぞれの答えを導き出していくのでしょう。

その答えは決して一つではないと思います。それはそれぞれがそれぞれの願いを叶えるため、そして人生の本当に進むべき方向を見定めるという難解な問いに対して、真剣に向かい合った末に導き出された尊い答えなのだと思います。

震災から6年、その答えがどのようにその人達に影響を与えているのかそれは一概には言えません。ただそのそれぞれの答えを出した人達が、この先も自信を持って自分に納得の行く生き方をしていって欲しいなと僕は今、強く願うばかりです。

今後も続く震災という大きな課題、そして問われ続ける人生、非常に難解な問題でありますが、それでも決してあきらめる事なく、みなさんと力を合わせて一緒に考え続け、そして共により良き光の宿る答えを導き出していければと思っています。

これから先もずっと大きな光を心の中に宿し、そして共に前へと進んで行きましょう。


未来をどこまでも明るい光で照らそう。
その未来への光で過去の闇を上回り続けよう。
そしてその心の中にある光を強く放ち、共に今この時を生きよう。


それが震災から6年、人生の問い掛けに対する、僕の答えです。










by kenntatusennsei | 2017-03-11 14:46 | こころおもい | Trackback | Comments(0)